こんにちは、とぉ(@tmtmokn)(insta : @tmtm_okn)です。
人は何故写真を撮るのか、考えたことはありますか。人によって理由は様々だと思います。ただ、何も考えずに写真を普段何気なく、流行りだからとカメラを持って写真を撮っている方は、一度考え直してみてもいいかもしれませんね。
今回は
- 現実を記録する
- 人に伝える
という写真の機能から、人は何故写真を撮るのかについて、少し考えてみたいと思います。
現実を記録したい
写真には記録するという一番の特徴的な機能を持っていますよね。それも視覚的なモノとして記録できます。今でこそフォトショップで合成なんか簡単にできてしまいますが、写真はそこにあったという真実、事実を残せるモノです。人、モノ、場所、あらゆるものを記録できます。
私たちの身近で言うと子どもの写真、恋人の写真、旅行写真、結婚式の写真などなど。それらはひとつのドキュメンタリーの側面を持って写真として残されていきます。皆さんもきっとこれらの写真に触れる、あるいはこれらの写真を撮ったことがありますよね。人の記憶は広大な空の中の浮雲のようで、なんとも不安定で頼りないモノです。写真を残すことでそこにあったという事実を記録して、忘れずに思い返すことができます。
事実に付随して、感情や心の動きを記録する機能もカメラには備わっています。
- 楽しかったこと
- 悲しかったこと
- 美味しかったこと
心が動いた時にシャッターを切る経験は、みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか。例えば料理の美味しいお店に行って、卓上いっぱいにお皿が並んだら、シャッター切りますよね。シャッターひとつでその時の感情まで写真に残せるのは、写真の大きな特徴であり、面白い部分ですよね。あとで写真を見返して思い出に浸る、なんてこともみなさん経験されているのではないでしょうか。
写真をツールとして人に伝える
記録した事実や感情を多くの人に伝えられることも、写真の大きな特徴であり、シャッターを切る理由のひとつです。昔は写真を見てもらえることなんて、限られた範囲でしたが、いまではSNSやインターネットで多くの人に伝わります。そして視覚的なので、文章などと比べると伝わるスピード感のようなモノがありますよね。
SNSの写真を眺めていると何を伝えたいのかが迷走している写真もありますが。。
クリエイティブな写真や広告写真も、写真を通して伝えたいメッセージが必ずあります。写真を撮る時、何故この写真を撮るのか、その意味を考えながらシャッターを切れたら、人の心を動かす写真を撮れると思います。
また、写真集などの写真を見るのも面白いのでオススメです。作者が世界をどのように見ているのか、どのような手法を持って自分の思考を伝えているのか。いくつものパターンがあり、時には読解の難しいものもあります。しかし写真集を読むことは、他の人が何を考えて写真を撮っているか、に触れるいいきっかけになります。
先ほど写真は視覚的にわかりやすいと言いましたが、実は写真はわかりやすく伝えられるようで、読み解く時は非常にわかりにくいです。人間いろんな性格の人がいるのと同じように。。写真は絵的にはわかりやすいが、バックボーンを読み取るような解釈には、写真の読解力が必要です。
初心者が細江英公の薔薇刑(三島由紀夫と作った有名な写真集です)を見ても最初は一体なんだかわからない、みたいな感じですね。格好良いとはわかるけど、何を伝えたいの。。ポカーン。。って感じです。単純ではなく複雑なことを写真を使って人に伝えようとしている人は沢山います。おすすめの写真集載せておくので、よかったらチェックしてみてください。
おすすめの写真集
まとめ
人は何故写真を撮るのか。そこにあったという事実を記録していくため。楽しかったこと、悲しかったこと、今しかないその事実を、感情を、思いを込めてシャッターを切っています。
また写真を通して人に何か伝えるために写真を撮ることもあります。SNSに写真をアップするのも同じこと、人間関係と同じでコミュニケーションのツールとして写真を使う人が世の中には沢山います。
何故写真を撮っているか、たまに考え直してみると、今とはまた違った写真を楽しむきっかけが生まれるかもしれませんね。
人は何故写真を撮るのか、については今後また掘り下げて一緒に考えていけたら良いですね。コメントお待ちしています。
ではまたっ