【センスは知識からはじまる】デザイナー的センスの磨き方

こんにちは、とぉです。月間平均4冊くらい本を読むクリエイターです。

今回も読んでよかったおすすめ書籍をご紹介しながら、センスについての知見を深めていきましょう。

  • センスって何?
  • センスを磨きたいけどどうすればいいの?
  • クリエイティブな仕事にセンスを生かしたい!

今回はそんな方はぜひ読んでいただきたい書籍「センスは知識からはじまる」をご紹介


センスは感覚的なものではなく、知識の上に成り立つものという自覚を持っていこう、というお話です。

具体的に「センスを磨くには何をすればいいのか」も一緒に考えていきましょう!

目次

センスとはなにか、多くの人が勘違いをしている

センスとはなにか、多くの人が勘違いをしている

センスは感覚的だと思われがちだ。

センスは全て言葉で説明できる。知識という土台があってのセンスである。

本書では一貫して、センスとはなにかについて語られています。

著者は多くの講演会でも、センスは知識の上に成り立つと説いてきましたが、それでも「もっと感覚的で直感的にセンスを磨く方法が何かがあるんじゃないですか?」と訊かれるといいます。

本書を初めから最後まで読んでみると分かるのですが、ディレクションやデザイン、あるいはグラフィックなどクリエイティブで求められるセンスも、全て知識の上にあり、言葉でしっかりと説明できるものなのです。

本書ではブランディングや具体的なデザインの例を元に、センスは知識の上に成り立つことが解説されています!

くまモンの企画やキャラクターデザイン等をはじめ、多くの企業やブランドのディレクションを手がける水野学さんの著書「センスは知識からはじまる」は、クリエイティブな仕事をしている方はぜひ読んでいただきたい書籍です。

センスって何?って疑問が明確に言語化され、きっとあなたの制作に役立つはずです。

自分の感覚的を信じず、なぜそう感じるのかを確認する

自分の感覚的を信じず、なぜそう感じるのかを確認する

いい感じと思って選んだフォント、配色、写真、イラスト、それら全てを説明できなければ、クライアントは当然自社の強みや商品を正しく説明できません。

感覚的に選んだデザイン等はクライアントや消費者を惑わせ、良いと思ってもらえる機会を逃してしまいます。

もっとひどい場合は、全く意味のズレてしまったデザインをしてしまう場合があります。

例えば、アメリカをテーマにした商品なのに全く関係ない国で作られたフォントを使ってしまうとか。。

クリエイティブに関わる仕事の場合、これらのセンスをきちっと言語化できなければなりません。

先ほどのフォントの例で考えてみましょう。

もちろん、そのフォントを選んだ理由をコンセプトに沿ってしっかりと説明できるならば、どんなフォントを使っても良いでしょう。

しかし全ては、そのフォントに関する知識(どこで、いつ、誰によって作られたのかなど)によって、言語へと昇華され、センスと言われるようになるのです。

みなさんは日頃制作に当たって、自分の感覚をしっかりと言語化できているでしょうか?

私も仕事で写真を加工する際に、「なぜこの部分を暗く落としたのか」とか「なぜこの髪の毛の束を消して、新しい毛流れを描き足したのか」など説明できるよう、意味のない処理しないように心がけています。

「ただいらないと思ったから消した、暗くすることで雰囲気が出る」

そんな抽象的で感覚的ではなく、感覚を説明できるような知識をもとに、センスを言葉にすることを大切にしています。

売れるものを作るには、消費者を欺かないための精度が求められます。

センスは知識からはじまる より

著名なクリエイティブディレクターである著者でさえも「感覚的」は信用ならないと言っています。

自分の感覚はどこからきているのか、確認作業を怠らないように、日々知識を積み重ね、センスへと反映させていけると良いですね!

日常でセンスを磨く方法

日常でセンスを磨く方法

センスは何もクリエイティブに関わるようなことだけではなく、日頃の生活からも磨くことができます。それは先ほどからお伝えしている通り、センスとは知識の上に成り立つものだからです。

センスを磨くには知識が必要ですが、知識を吸収し自分のものとしていくには、感受性と好奇心が必要

センスは知識からはじまる より

この言葉から分かる通り、日頃から感受性と好奇心を持っていろいろなものに触れることが大切です!

\ 日常の取り組みからセンスを高める方法 /
  • いつもと違うことをやってみる(ほんの些細なことでok)
  • 自分の枠組みを超えて、センスが多様性化していく
  • 多様化したセンスを深掘りしていく
  • →センスが磨かれていく

一見関係のない知識でも、思わぬところで結びつながることがあります。ファッションの知識と和菓子とか、パワースポットの知識と映画とか、、

なんでもいいのです。感受性と好奇心を持ってどんなことにも触れてみましょう!

例えば…

  • いつも買わないコンビニの商品を買う
  • 降りたことのない駅で降りて散歩してみる
  • バーに言って知らない人と話してみる
  • いつも話す人にたくさん質問してみる
  • いつもと違うルートで会社に行ってみる
  • 人におすすめされたものを買ってみる

簡単にできることから実行してみてはいかがですか?

まとめ

センスとは感覚的なものだと思っている方も多いかもしれませんが、センスは知識の上に成り立つものです。

感覚的なものは全て知識という土台の上で言語化できるものであって、どこにその知識を使うかによってセンスが問われます。

自分の「感覚的」を信用せず、なぜそう感じたのかを常に言語化できるように心がけましょう。感覚を言語化するためには知識の積み重ねが必須になります。

日頃から感受性と好奇心を持って、新しいものに触れることでセンスのもととなる知識が血肉となり、センスが磨かれていきます。

センスは知識からはじまるでは、本記事で触れたこと以上にセンスに関して分かりやすくまとめられています。気になった方はぜひポチって熟読してみてください!


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ではまたっ

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