努力すれば報われるなどと、神様は言っていない

努力すれば報われるなどと、神様は言っていない

こんにちは、とぉ(@tmtmokn)(insta : @toxo_chienoki)です。

哲学では予定説という考え方があります。

「すべてはあらかじめ定められている」

現在では予定説を唱える宗教や人物は少ないですが、主にプロテスタントを中心にしてみられる教義です。

いくら良いことを行おうが、その人が神の救済を受けるかどうかは「あらかじめ決まっている」。因果応報という考え方は仏教色が強いですが、それとは全く異なる考え方で面白いなと思いました。


バーで出会った博識な方におすすめしていただいた本を最近読みました。哲学って難しいな、とっつきにくいなと思いますし、なにより学びと日常が結びつきにくい、そう考えてしまいます。

この書籍はそんな悩みを解消してくれる哲学本です。仕事や学問、生活に結びつけて哲学について学べます!

目次

全てがあらかじめ決まっているのなら人は怠けるのか

努力に関係なく、救済される人間はあらかじめ決まっているならば、人は頑張れないし、無気力になってしまうように思いますよね。

これに関して「実はまったく逆だ」とマックス・ヴェーパーという人が主張しました。

「全能の神に救われるようにあらかじめ定められた人間であれば、禁欲的に天命を務めて成功する人間だろう、と考え、『自分こそ救済されるべき選ばれた人間なんだ』という証を得るために、禁欲的に職業に励もうとした」

上記の文面を読めば確かに納得する部分もありますよね。

また学習心理学の側面からも「あらかじめ決まっている報酬」が動機付けを減退させることが明らかになっています。

「努力、結果、評価、報酬」というひとつのシステムに納得できない現代の方は多いのではないでしょうか。会社で頑張って働いても、給料は満足できる分もらえない。。さらに言えば、昇進する人、出世する人はあらかじめ決まっているように感じてしまう。。

まさに予定説。。。。

 

さて、こんな感じで哲学から段々と私たちの日常に結びつけて哲学が学べる書籍になっていました。さらには実践にも使えるので、読んでいる最中からわくわくしながら楽しく読むことができます!

教えてもらったんだから読んでみるか、そんな軽い気持ちで読んだら学びの多い本でした。

私がこの書籍に出会い、読むことも、もしかしたらあらかじめ決まっていたのかもしれません。。


ではまたっ

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