メタ思考トレーニングは良本【副業に役立つかもしれないですね】

メタ思考トレーニングは良本【副業に役立つかもしれないですね】キャッチ

こんにちは、とぉです。

コロナウイルスの影響で自粛期間が伸びましたね。在宅でお仕事する方も増えて、おうち時間が増えた方もきっといますよね。

先日読んだ「メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問」
という本が良本でしたので、要約も含めて色々とお話を。
特に副業時代の今、とても大切な考え方だと思いました。
  • メタ思考ってなに?
  • 身に付けるには?
  • 例題は?
  • オススメの書籍は?

是非最後まで読んでみてください。

わたしがこの本を読もうと思ったきっかけ

わたしがこの本を読もうと思ったきっかけ

メタ的思考というキーワードはよく聞くけど。。。 メタとはなにかを言葉で説明できなかったので、 メタ思考関連でオススメされている方の多かった 「メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問」を kindleで購入しました。

メタ思考とは

自らの視点を一つ上げて、自らが思考に関してある壁に閉じ込められた「とらわれの身」になっていることに気づくことです。

メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問 より

思考の偏り(バイアス)に気づくことができたり、問題の解決に当たって、手段の目的化を防ぐことができたりします。

1章から3章で具体的なケースとメタ思考の実践方法が、手順を追って分かりやすく書かれています。

1章 ウォームアップ

メタ思考ウォームアップ

自己矛盾

自己矛盾って話が一貫していなくて、矛盾していることですが、例えば

  • 人のアドバイスを鵜呑みにするなというアドバイス
  • 「うちの部下はできないことを他人のせいにする」という上司

こういった自己矛盾をなくしましょう、ってことがメタ思考への第一歩です。視座、物事をみる立場をひとつ上にあげて、自分を客観視することが大切ですね。

無知の知を実践しよう

無知の知とは「無知であることを知っていること」ですが、これもメタ思考に重要ですね。知らないということに気づいていないこと、多いですよね。

無知をしっかりと自覚し実践していくための具体的な方法が本書では書かれています。

それは、自分の価値観に反することや理解しがたい事象に遭遇した時に、「相手がおかしい」と思うのではなく「なにか自分が知らない世界があるぞ」と考えてみること、です!

自分の価値観に反することや理解しがたい事象に遭遇した時、反論したり、素直に受け入れられなかったりしてしまいがちですよね。意識しないと実践できないものですね。

2章 why型思考のトレーニング

2章 why型思考のトレーニング

whyを繰り返す

かの有名なトヨタでは「why」を5回繰り返すことで、トラブルや物事の真因がわかる、と言われているのは有名な話ですね。

whyを繰り返すことは、メタ思考で物事を考えるには非常に重要です。

これもメタ思考のトレーニングになります。

そもそも解くべき問題は何かを見つける

whyを繰り返すことは、そもそも解くべき問題はなにかを見つける大きな手がかりになります。

これは私の思いついた例えなのですが、会社に来客があった際に「お茶を入れてください」と上司に言われた時、お客様にお茶を入れて出すじゃないですか。 単純にそれでは、ダメだと思うのです。(そもそも名もなき雑務お茶汲み係の文化っていまだにあったりするんですかね。。)

そもそも上司が「お茶を入れてください」と言ったのは「なぜ」か。
なぜ1回目。
答えは「お客様に出すため」。
では「なぜ」お客様にお茶を出すのか。なぜ2回目。

答えは「打ち合わせ中に喉が渇いたら、スムーズに話を進めることができなくなる可能性があるから、事前に用意しておく」。

ここら辺に来て、お茶を出す本当の目的が見えてきましたが、そうなるとお茶でなくてはいけない理由がなくなってきました。

お茶を出す本当の目的が、打ち合わせをスムーズに進めるための飲料の提供だったら、お客さんの好みの飲料でもいいのではないか。あるいは飲料を持参している可能性もあるかも。

と、根本的な問題とそれに対する解決手段が複数考えられると思います。

お茶を出す本当の目的

このようにWhyを繰り返すメタ的思考は、仕事の目的や問題となる事象のそもそもの目的を考えることになるのです。

そして結果的にお客さんの満足度を高めることにもつながったり、問題となること本当の問題を解決できるようになります。

手段の目的化を防ぐ

「お茶を出す」仕事なんてありませんよね。

会社の仕事もWhyを繰り返せば企業理念なんかに繋がったりします。

目の前の仕事をただ終わらせるための手段だけを考えている人と、そうでないメタ思考を持つ人とでは、仕事人としての評価は差ができますよね。
この仕事は何のためにしているのか、Whyを繰り返す、メタ的思考を身につけるトレーニングを日々おこなっていきましょう!

3章 アナロジー思考のトレーニング

3章 アナロジー思考のトレーニング

アナロジーとは

類似のものから推論することを指します。
それは言い換えると似ているものから借りてくること、ということです。

わかりやすいもので言うと、比喩なんかがにたようなものとして挙げられます。

Whyと同様に、アナロジーはメタ思考のもうひとつの軸

具体的事象を抽象化して、共通点を見つけて繋げる。
これがメタ的ですよね。

Why型思考で上位目的を見つけたように、アナロジー思考では、具体的な事象を一度抽象化して、似たものを探してくるのです。そして、これは身近なあるものでトレーニングできると本書では実践的な内容として書かれています。

謎かけでアナロジー思考をトレーニング

謎かけはアナロジー思考を鍛える良いトレーニングになります。

「〜とかけて〜と解く。(そのこころは)どちらも〜。」ってやつですね。これがアナロジー思考を習得するのに良いと言われています。ねづっちさんは超アナロジー思考的なのでしょうね。

副業時代だからこそ問われる技術

ある程度体系化された組織としての仕事、つまり会社に勤めて仕事をしていると、メタ的思考力は衰えがちです。

副業では複数の事業を兼業することも多いでしょう。

事業や案件ベースで常にお客さんの課題、問題をしっかりと汲み取り、解決していく能力が必要となりますよね。

メタ思考はこういった点でも副業時代に求められる能力なんじゃないかなと思います。

要約は本当に簡潔にでしたが、この本ではメタ思考の概念から実際のトレーニング方法がしっかりとわかりやすく書かれています

私も読んだその日から実践して、物事も捉え方、視座がちょっぴり上がった気がします。継続的に実行していくのがポイントですね。読んで良かった一冊です。ぜひポチってください!

ではまたっ

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