こんにちは、とぉ(@tmtmokn)(insta : toxo_chienoki)です。
先日細田守監督の「竜とそばかすの姫」を鑑賞してきました。こんなご時世だからこそ文化、経済を支えようと頑張っている方々、できるだけ応援したいですね。
映画自体はとても良く、子供から大人まで楽しめるハッピーな映画になっていました!
ここでは感想どうこうといった話ではなく、最近の映画の売り出し戦略や、映画の価値なんかについてお話していこうと思います。
あくまで全て個人的主観です。劇場で映画を年に何十本も観ているわけでもありません。ただの映画好きの見解です。
ハイグレード音響上映
竜とそばかすの姫では8/20より「ハイグレード音響上映」が通常の上映に追加され上映開始されています。
高性能な音響設備を整えたシネマでの限定公開で、竜とそばかす姫の音響チーム自らがシネマを訪れ、音響バランスを整えて上映されます。
無音のサイレントから始まった映画ですが、今や映画と音は切っても切り離せない関係で、竜とそばかすの姫もまた、音、音楽にこだわって制作されています。
そのため個人的にはハイグレード音響上映はとても楽しみな反面、一度映画を観てしまったものを再び劇場で観るのか、、と考えてしまうところもあります。
もちろん映画好きは何度も劇場で観たいって思うでしょう。私も2回、3回観ても全然いいと思っています。しかし近年の映画戦略では2回、3回鑑賞が前提になっていると感じます。
来場特典+で+8000円
以前からある集客方法ですが、期間限定の来場者特典を加えることで、お客さん一人当たりの客単価を上げることができます。
記憶に新しいエヴァ最終作「シン・エヴァンゲリオン」では、実に第五弾に渡った来場者特典配布が行われました。特典を加えていくことで、実に5倍の売り上げアップが見込めます。
通常一回の鑑賞で2000円とすると、これだけで+¥8000の売り上げになります。凄いですよね!
またファンなら何回も観にいきたい、という心理をうまく利用した戦略です。
劇場映画の価値
近年では話題の新作が、すぐに配信サービスで観れてしまう時代です。シンエヴァもありえないほどのスピード(公開終了から約3週間後)でAmazon primeで配信が開始しました。
こうなったらもう、映画自体を観るだけなら配信サービスに登録した方が、圧倒的に割安になりますし、映画公開からそう遅れをとらずに鑑賞することもできます。
では映画館で映画を見る特別感とは。。個人的には
- 大画面
- 音響設備
この2点に尽きるかと思います。これはどう頑張っても自宅では整えることも、また代わりとなるものも用意できないからです。
作品世界に没入する体験価値を提供してくれるのが映画館だと思います。そこのグレードアップは、映画ファンとしては喜ばしいことですし、楽しみでもあります。
ただ、特別な音響や映像に対応したシネマは、現在でもまだ地方格差があると思うし、対応シネマも都内でも数が限られます。仕方のないことですけどね。
また特典は作品ファンとしては嬉しいですが、そのためだけに劇場に何度も赴くというのは「うーん」って感じです、正直ね。
でも何度も観に行くことにより、作品を応援できるという考えにも共感はできますね。特典はついでで、劇場で何度も観たいんだって気持ちもわかります。
それぞれ色々な楽しみ方があって、それはそれで楽しいものです。
今後まだまだ、劇場映画の楽しみ方が増えるといいなと思うのでした。
ではまたっ